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 [Hatfield and the North / THE ROTTERS' CLUB]
 

 2nd。

 カンタベリー・シーン が生んだ最高峰の ジャズ・ロック・アルバム。
 布陣に名を連ねるのは、同 シーン の精鋭隊ともよべる ミュージシャン たちだ。

 セルフ・タイトル の前作に比べ、前衛的な実験要素や インタープレイ が減少。
その恩恵によるものか、抜群の聴き易さと、洗練されたな印象を与えることに成功している。

ファズ の効いた ギター や オルガン の音色は控えめながらも、無上の心地よさを感じる。
それらが紡ぐ独創的な メロディ や フレーズ には、持ち前の ユーモア と洒落っ気がたっぷりと
含まれているのも見逃せないところ。

アルバム の表 ジャケット と 裏 ジャケット の関係と、自らを 「ろくでなし」 と称する タイトル も面白い。
こういったひねくれ具合も、どうしようもなく魅力的だ。  

 [HAWKWIND / IN SEARCH OF SPACE]
 

 2nd。

 ホークウィンド は 音楽性を二転三転させつつも、高い クォリティ を維持し活動を続ける
 英国 アンダーグラウンド の重鎮的存在。
 リリース・タイトル の数も半端でなく、また入手困難な盤も少なくないため、
 過去作をなぞるだけでも一苦労なのだが、それに見合うだけのものをもっている。

本作は ヘヴィ・スペース・サイケ 期の傑作で、ベースは元 AMON DUUL II の デイヴ・アンダーソン。
「宇宙の祭典」 の影響によるものか、地鳴り ベース は レミー・キルミスター の専売特許のように
語られることも少なくないが、デイヴ・アンダーソン の ベース も負けず劣らず。
そもそも ホークウィンド のベース・スタイル を築いたのは彼なわけだし。

この盤から前述の名 ライヴ 盤 「宇宙の祭典」 を経て、ヒロイック・ファンタジー期へ至るまで、
そのどれもが必聴です。